2011年3月31日木曜日

墨付け日々精進の巻 32




えー、何事もなかったようにブログ再開です。

今日は完成写真を紹介します。
見る角度により印象が変わりますよ。













































つづく

2011年3月26日土曜日

墨付け日々精進の巻 31




見本にした先輩親方の梁組み。














練習で造ってみた梁組みです。














大きさ、材料などの条件は違いますがそれはたいして大きな問題ではありません。
材料は大きくても小さくても同じことですし、角材も太鼓丸太も墨付け方法の基本は変わりませんからね。
今回の一番の課題は、たすき掛けが出来るか?ですからね。

結果的にうまくいったから言えるのですが、想像していた通りに組めましたね。
あまり難しく考えずに、基本に忠実におこなうことがとても大切だと実感しましたね。
















やっぱりこの本です。大工入門書。
基本が大事!これに尽きます!!

つづく・・・
けど、しばらく春休み!

2011年3月25日金曜日

墨付け日々精進の巻 30




いよいよ最終チェックです。














下はぴったり付いていますねー。
問題の墨付けは?














勘定通りぴったり墨が合っています。
















こちらも問題なしです。
出中も合っています。
本来はヅキと書いてある所で切断するのですが、今回は材料がもったいないので切りませんでした。















今回使用した材料はきれいに削って再利用しようと思いましたが、せっかく造ったものなので保管しておこうかと思案中です。
しかし、保管しておいても2度と出さないような気もしますので迷うところですね・・・。

つづく

2011年3月24日木曜日

墨付け日々精進の巻 29




うまく組めているかの2か所目です。













今日は真ん中のここをチェック!












上から見れば問題なし。
それは当然ですが、問題は下の部分です。















どうですか?
隙間なくぴったり付いていますねー。
下もばっちりです。















横もOK!
ピッタリです。















反対側もOK!
うまく組まれていますよ!!

つづく

2011年3月23日水曜日

墨付け日々精進の巻 28




うまく組めていますが、大事なのは墨が合っているかです。












墨が思っていた位置にぴったり合っています。
と、言っても一般の方にはわからないと思いますが・・・。
入中、出中がピッタリです!大工さんならばわかってくれるでしょう。














反対側もばっちり!
本当ですよ。うまくいっていますよ。















こんな曲がって付けた墨も・・・














不思議と真上から見ればまっすぐで直角になります。
こんな墨付けも出来るさしがねはすごい!
まさにさしがねマジックです!!


つづく

2011年3月22日火曜日

墨付け日々精進の巻 27




完成しましたが、出来栄えは?










ここに













これが入ります。














ここに組まれますが・・・。














うまく組めたように見えます。
でも本当?

つづく

2011年3月19日土曜日

墨付け日々精進の巻 26




ここと、











ここと、














ここ。













この3点のところに長い木材が乗ると、














こうなります。
詳細は・・・。







つづく

2011年3月18日金曜日

墨付け日々精進の巻 25




昨日も紹介した屋根を支える短い柱、束(つか)です。
長さの違いは?










そうです、下の梁の高さの違いでしたね。
結果、上に乗る木は平らになるんでしたね。











束の上に乗る木を組みますが、少しおかしな加工を施しています。
どうなるのか?












こんな感じ。
きれいに出来ていますが、一般の方には斜めに加工されているのでちょっと不自然に感じるかもしれません。
もちろん間違いではありませんが、このような墨付けもさしがねだけで出来るんですね。
さしがねはとにかく便利な道具なんですね。

さて、この部分がどのようになるのかは・・・。

つづく

2011年3月17日木曜日

墨付け日々精進の巻 24




屋根を支える短い柱。
束(つか)と呼びます。
長さの違いの理由は?










それは下の梁の高さの違い。













結果、上に乗せる木材は平らになるわけです。
ちなみにこれが棟です。
屋根の頂点です。
この棟を上げる儀式が棟上げ式なんですね。
上棟とか建前とも呼びます。
このあたりでは建前と呼びますね。

つづく

2011年3月16日水曜日

墨付け日々精進の巻 23




なかなかの出来栄え。
というか、思っていた以上にうまく組めました。
その理由は?










ほら、ピッタリ!













こちらもピッタリ!!
刻みが粗かったわりにはピッタリおさまりました。
これくらいなら人に見られても恥ずかしくはありません。
先輩大工さんには”これでは甘い!”もしくは”これくらい当たり前”と言われそうですが・・・。
まあ私なりに満足ということでご勘弁を。
残すは屋根の部分です。

つづく

2011年3月15日火曜日

墨付け日々精進の巻 22




継ぎ手はこんな感じ。
まあまあですね。











うまく組めました。












なかなかの出来栄え。
その理由は?
またあした、つづく

2011年3月14日月曜日

墨付け日々精進の巻 21




本日よりブログ更新を再開させていただきます。

さてさて、次は反対側の梁です。
ここに組まれるわけですね。
2本目なので問題ないと思いますが・・・。
安心した時に間違いが起こるのが墨付けの恐いところです。









ここで以前紹介した継ぎ手の登場となるわけです。
丸太のように曲がっていれば(むくっていれば)1本で通すことが出来ますが、小さな角材では難しいのでこのような継ぎ手を用いるということです。
当然のことながら継ぎ手を用いるよりも1本で通した方が頑丈です。
ですから実際の墨付けのときはなるべく1本で通すように心がけています。
さて組み具合は?

つづく

2011年3月10日木曜日

墨付け日々精進の巻 20




無事、たすき掛けの梁も組み終わりました。
ここからは普段はあり得ない梁組みですので御了承を。
ただし、役に立つこと間違いない墨付け練習ですよ。

ここに組まれます。
こういうのが勘違いを起こして間違いやすいんですよ。
斜めの向きを逆に墨付けしたりしてしまうんです。
かんちくう(勘違いを喰らう)というやつですね。
この言葉、一般の方は使うのかな?遠州弁?職人言葉?
どちらにしてもこれを使うときは間違えたときですからあまり良い言葉ではありませんね。










ガッチリきれいにおさまりました。
うまくいくととてもすっきりするのが墨付けの醍醐味ですね。









ちょっと木のねじれがありましたが、問題なしです。









上から見るとこんな感じ。
なかなか洒落てるでしょう?
どこが?って   なんとなくです・・・。

つづく