2009年12月30日水曜日

大みそかのおたのしみ




我が家には大みそか恒例の食べ物があります。
それはこの活き車えびです。
5年くらい前まではデパートに買いに行っていたのですが、とにかく高い!!
その頃は1尾300円~400円でしたが、今日デパートで見たら大きさは違いましたが7尾で4,000円でした。
この値段にはびっくりしましたし、買う人がいるのかと思いましたね。


しかし今では問屋さんを紹介してもらったのでとても安く買えるようになりました。
今年も100匹(2箱)頼んだんですが、身が大きいため80匹くらいが届きました。
業者は数ではなく重さで取引するようなんです。
いつも塩焼きで殻ごと食べるので小さめのものを頼むんですけど、今回は天ぷらサイズといった感じです。

もちろん我が家だけで食べるわけではありません。
お歳暮がわりに両親や兄弟、世話になった友人や知り合いに配るわけですがみんな喜んでくれますね。
問題は活きているため跳びはねるんです。
ですから女性のなかには調理するのが苦手な方がいるようですが、我慢して調理をおこなうそうです。
我慢して調理をしてでも食べたいくらいおいしいということですね。

年に一回のおたのしみの紹介でした。

2009年12月29日火曜日

色あせない本格和室




床の間のあるメインの和室ですがダニの発生でほとんど使用していないようでした。
それではもったいないということで床をはることになりました。





床は和室にも合う白木色のものを施工しました。
ワックスいらずのお手入れが楽なタイプです。
お客様もこれで自慢の和室へ来客を招き入れることができると御満悦でした。





本格和室は何年経っても色あせることはありません。(築約15年)
40年前に親方が施工した和室を以前見たことがありますが、まったく色あせていないことに驚いたことを思い出しました。
和室には流行がありませんから色あせないんですね。

2009年の仕事も今日で終了です。
年明けは墨付け作業で幕を開ける予定です。

2009年12月28日月曜日

畳のダニ回避策




先週は畳のダニ対策に薄い畳を施工したことを紹介しましたが、今回は畳をやめてフローリングに替えてしまう工事をおこなっています。
今回のお客様は畳にこだわりはないということでフローリングの施工をご希望されました。
フローリングであればダニの心配はなくなりますからね。
(写真は畳を撤去した工事前の状態です。)

ダニは暖かくなると発生しますが、対策としては換気をして湿度を上げないことでしょうか。
とはいえ共働きの場合は日中は換気することが難しいでしょうから換気扇を回したりタイマー付きの除湿機を利用するなどの対策をとってみたらいかがでしょう。

季節に合わない内容で申し訳ありませんでした。

2009年12月27日日曜日

フォトシネマ「職人魂Ⅱ」紹介

あなたは家造りをまかせる職人の顔を知っていますか?
腕は大丈夫ですか?
大工の親方が選んだ職人なら大丈夫です!
大場建築も大工の親方が選んだ職人衆に支えられています。

サイト内の「職人魂」ページのフォトシネマ版です。
フォトシネマページで「職人魂Ⅱ」はご覧いただけます。

自分の家は後回し




母親から階段に手すりを付けてほしいと以前から頼まれていましたが、なかなか自分の家の事って後回しになってしまうんですよね。
やろうと思えば手すりを付ける程度ならいつでもできるのですが、結局は面倒くさいんですよね。
料理人が自宅では料理をしないように、大工も自宅のことは気が進まないんです。
しかし再三言われていましたのでようやく今日取り付けました。

この部分に取り付けます。
下地はありません。






きれいな節のない杉材を使って下地材とします。杉と言うと高級と思っている方が多いようですが、今回使用しているような材料でしたら4mで1,000円~1,500円程度です。節があるものでよければ800円くらいです。
ちなみに集成材の塗装品は9,000円くらいします。
前回のお客さまは集成材を選択されましたが、今回は実家なので安い方の杉を施工しました。






杉を使ったので質感を大事にして塗装はおこないませんが、手あかなどで汚れること間違いなしです。
前回のお客様は汚れるのがいやで塗装品を選択したんです。
お好みによって選択してくださいね。

2009年12月25日金曜日

畳のダニは困りもの




畳のダニはなかなか退治がむずかしいものです。
熱処理をしても次の年にはまたダニが発生してしまうケースが多いです。
そこで今回は違う方法を考えました。





まずは畳を撤去して角材を施工して下地材をはります。





次に植物性防虫剤配合の吸放出乾燥材を敷き詰めます。





最後にお客さまがホームセンターで買ってきた薄い畳を敷いて完成です。
薄い畳ですのでフローリング感覚の畳といった感じです。
これでダニの発生がなくなったわけではありませんが、簡単に畳を干したりできますので発生防止対策は容易になりました。
ダニの卵の殻は頑丈なため駆除は難しいようですので、定期的(約2週間おきに3回ほど)に孵化直後の成虫を駆除することが大事なようです。
※畳=ダニではありませんので誤解のないようにお願いします。

今回は通常の半分の大きさの畳を購入されましたが、1帖の大きさのものも売っています。
工事の詳細は大場建築サイト内、毎週日曜日更新の「now」ページで紹介します。

2009年12月24日木曜日

梁の組み方完成




来年新築させていただくお宅の梁をどのように組もうか思考しました。
4回ほど書き直しやっと完成しましたので今朝、梁を発注しました。
墨付けは年明けからですね。

最近ではプレカット(工場での自動機械加工)が主流ですが、今回のお施主さまは「大工に家を建ってもらいたい!」ということで墨付けをして手刻みで加工することになりました。
手刻みと言ってももちろん電気道具は使うんですけどね。
べつにプレカットを否定しているわけではありませんよ。
大場建築でもプレカットを利用しますから精度の良さはわかっています。
お客様のお好みで手刻みorプレカットのどちらでも対応させていただけます。

以前はプレカットに依頼する場合でも梁の組み方は大工が決めたものですが、最近ではプレカットの設計をおこなっている方におまかせなので考える必要はなくなりました。
ですから大工でも梁の組み方や墨付けが出来なくても家を建つことが可能になりました。
私が大工の見習いをしていたときは「墨付けができなければ大工として食ってはいけない!」と親方によく言われたものですが時代は変わりましたね。

2009年12月23日水曜日

誰か屋根に乗ったでしょ?




OBのお客様から「瓦が落ちてきたから見てほしい」と連絡がありました。
しかし瓦が落ちるということは通常では考えにくいことです。
現場で確認するとこんなところの瓦でした。





この瓦が落ちて下の瓦も割れていました。
瓦は地震や台風以外では、人が乗ったりしなければ割れたり落ちたりすることは考えにくいものです。






お客様に最近誰か屋根にのぼった人はいるか尋ねると、太陽光発電の設置をおこなったとのこと。
この設置の際に踏み台として瓦の上にのぼっていたようです。
もちろん100%このことが原因とは言えませんが、疑わしいということです。
他にはテレビのアンテナの取り付けの際に瓦を割ってしまうケースです。
しかもすぐに割れたことを知らせてくれればよいのですが、黙って帰ってしまう業者もいます。
このような場合も割った場面を見ていたわけではないため決めつけてはいけませんが、他に原因が考えられないということです。
それくらい通常では瓦は割れたり落ちたりしないということです。

誰か屋根にのぼることがありましたら「瓦に異常はありませんでしたか?」とやわらかく質問してみると良いかもしれませんね。
自分が屋根にのぼり瓦の状態を確認することは困難ですからね。

2009年12月22日火曜日

ついで仕事




大工ってあまり依頼する機会が少ないと思います。
ですからせっかく来た時に依頼したいことって多いですよね。
今回も勝手口の壁が劣化しているからついでに張り替えてほしいとお願いされました。





防水性の壁材を新しく施工しました。
とはいえ出来れば水で濡らすのは避けてもらいたいためその旨をお客さんに伝えました。
お金をかければ水で掃除しても大丈夫なように施工できますが、多くの場合は簡単にきれいにしてほしいという方がほとんどです。
今回もそのようなご希望でした。
普段の使用方法さえ間違えなければ問題ない範囲内で簡単な施工をした紹介でした。
これくらいなら30分で直りますよ。

この他にも木の外壁の釘打ちや扉の付け替えもおこないましたが、こちらは材料費がほとんどかかっていないため代金はいただきませんでした。
せっかく家に来た大工ですから、困りごとがあれば相談してみましょう。

2009年12月21日月曜日

原因は雨漏り




以前紹介した外の天井のはがれです。
この原因は天井材の劣化ではなく雨漏りに間違いありません。
「工事は来年でもいいよ」と言われましたが、この状態でお正月を迎えるわけにはいきませんよね。
しかも玄関ですから。





板金屋さんと既存部分の雨漏り原因を探りました。
原因を追求してから補修工事をおこなわないと雨漏りを直すことはできないからです。
ちなみに既存屋根は大場建築及び依頼している板金屋さんの施工ではないので誤解のないようにお願いします。





雨漏り修理が完了して天井材の交換工事となります。
下地は大工が造り直し、仕上げは板金屋さんにお願いしました。
このように天井材が腐った原因を究明しなければ本当の問題解決とはならないことを御承知ください。

2009年12月20日日曜日

クリスマスツリー完成



 
先週の日曜日に娘たちがクリスマスツリーの設計図を書いたことを紹介しましたが、無事クリスマスまでに完成することが出来ました。
意外といっては娘たちに失礼ですが、設計図通りに出来ていました。
障子をバックに畳の上に立てられた手作りツリー。
ちょっと違和感はありますが、
これが2009年我が家のクリスマスツリーです!!

2009年12月19日土曜日

年末仕事




12月は年内に終わらせてほしいという小さな工事を集中しておこないます。
物置の屋根ですが、サビがひどいためペンキの塗り替えではなくはりかえを行うことになりました。
さて下地の木は交換が必要に見えますか?
いいえ大丈夫です。汚れているだけです。





この状態だと問題ありです。
雨の影響で腐食しています。





交換が必要と言ってもすべてを交換する必要はありません。





こちらは問題ですね。
雨でも流れないゴミはなかなか乾かないためトタンの損傷を早めます。





危険な場所でなければ定期的に掃除をしましょう。
トタンの耐久年数に差がでますよ。
このようなメンテナンスは物置だけに限ったことではなく一般住宅も同様です。
家のことで気になることがあれば早めに大工に相談しましょう。

2009年12月18日金曜日

建具調整




建具をはずしたら建具の高さを切り詰めなければいけません。
この仕事がありますから職人に依頼する必要があるんですね。





今回ははりかえないふすまの方も外れるかチェックしましたが、こちらの方が外れにくい状態でした。
あまり無理をすると壁や敷居を破損する危険があるためとても慎重におこないました。
なんとか無事に建具が外れましたのでホッとしましたね。
こちらも切り詰めて簡単に取り外しが出来るようにしました。
しかしはめてみると・・・・・・・。





柱と建具の間に隙間が生じました。
特にこの時期の隙間風は気になるものです。
もちろんこれも調整して直します。
これで建具の調整は終了です。
この後、建具を建具屋さんに運んで障子を張り替えてもらいます。
そして張り替えてもらった障子を再び運んではめ直せば障子張り替え工事の終了となります。
おわり。

2009年12月17日木曜日

建具がはずれないときは!




建具がどうしてもはずれないときはこの方法です。
ジャッキアップ!
これまで何件もこのような方法でおこないましたが、はずれなかったことはありません。
ですから建具がはずれなくてもそれほど心配することはありません。
昨日も書きましたが、引き戸が動かなくなるほどの場合は大問題の可能性がありますのでその点はお忘れなく。

もう少しではずれそうというときは敷居(戸を動かすための溝がある床面の木)を踏んでみてください。
この方法でもはずせるときがあります。
しかし無理にはずそうとすると敷居にキズが付いてしまいますのでご注意を!
もしくは他の位置ではずれる可能性もありますので位置をかえて試してください。
基本的には真ん中ではずれる場合が多いです。
大工は鴨居(溝がある上の部分の木)を施工するとき少しむくらせています。
むくらせるとは扇形のように中央部を吊り上げることです。
ですから鴨居の中心部分が一番高くなっているためはずれる可能性が高いんです。
これは少し役立つでしょうか?

先に紹介したジャッキアップですが一般のかたはおこなわない方が無難です。
やり方がまずいと壁にヒビが入ったり敷居を傷めてしまう可能性があるからです。
やっぱり困った時は大工に相談するのが間違いない対処方法だと思いますよ。
はずしたあとにもう一仕事もありますからね。
続きはまたあした。

2009年12月16日水曜日

建具が外れない!




建具を普段は外しませんよね。
でも障子をはりかえたり、事情でどうしても外したいという時があると思います。
しかしいざ外そうと試みてもどうしても外れない場合がよくあります。
これは梁が少し垂れてきているからなんです。
でも心配しないでください。
この現象はどこのお宅にも起こることですからね。

でも想定外に垂れている場合は大問題です。
たとえば引き戸が動かなくなってしまうほどの状態です。
なぜこのようなことになってしまうのでしょうか?
それは使用されている梁が小さすぎるからです。
これを直すとなるとたいへんな作業です。
ですから大工はこのようなことが起こらないような梁を使用することに心がけています。

さて問題は外れない建具!
今回は障子のはりかえの依頼ですから外さないわけにはいきません。
ではどうするのか?
その答えはまたあした。

2009年12月15日火曜日

大工に頼むと良いことって?




昨日のつづき。
大工に頼むと良いことでしたね。
大場建築では屋根にのぼる工事の際は雨どいのゴミ掃除をおこないます。
一般の方では掃除がむずかしい場所なのでゴミが詰まっていてもそのまま放置されている方が多いと思います。
雨どいが詰まるくらいいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかしそのままでは雨どいから雨水があふれ出してしまいます。
そしてあふれ落ちる場所が悪いと雨漏りの原因となります。
ですから掃除が必要なんですね。





もっと深刻なのがこのような場所です。
ゴミが詰まると雨漏りが起きる可能性がとても高い箇所です。
今回もたくさんのゴミが詰まっていました。
大きな木や竹が近くにある場合は要注意です。
葉っぱがはりつき始めると団子式に大きくなります。
こうなると雨水では流れなくなってしまいます。
今回もそうでしたが、洗濯物が舞って詰まってしまうケースもありますのでご注意を。

2009年12月14日月曜日

テラスなどの波板をはりかえる時は忘れずに!



テラスの波板のはりかえを依頼されました。この工事は比較的簡単なためご自分でおこなう方もいらっしゃいます。カーポートくらいであれば危険は少ないですが、今回は2階のテラスということで大変危険なため一般の方には難しいところでしょう。自分でおこなうか依頼するのか迷った場合は職人に依頼することを選択された方が無難です。ケガでもしたら大変ですし、職人に頼めばはやくきれいに仕上がりますよ。
それでもご自分ではりかえをおこなう場合は忘れずにしてもらいたいことがあります。これはカーポートの場合も同様です。それはこちらの掃除です。


ここはテラスからの雨を流す部分です。普段は掃除ができないところです。にもかかわらずゴミが結構たまるんです。このようにゴミがたまると雨水が流れなくなりあふれ出てしまうんです。今回のようにはりかえのときは掃除がおこなえる大チャンスです。必ずおこなうようにしましょう。
職人に頼むメリットはもうひとつあります。(業者にもよるのですが・・・)それはまたあした。

2009年12月13日日曜日

サーバー復活、サイト更新済み




調子の悪かったサーバーも復旧してサイトが更新できました。
このようなトラブルがあっても無知な私には解決するのにとても時間がかかる場合があるため今回も少し焦りましたがこれで一安心です。

さて今日は休日。
うちのガキどもはクリスマスツリー作りです。
誰に聞いたのか?まずは設計図を作ると言うから驚きましたね。
しかし他人にはよくわからない設計図なんです。
というか、書いた本人もどこまで理解しているのかと思うような設計図なんですけどね。

やる気満々だったので完成が楽しみだなと思っていましたが、今は年賀状をどのようにつくるか思案中です。
「お前らクリスマスツリーは作らないのか?」
と聞くと
「だってお母さんが年賀状用のシールとモコモコふくらむペンを買ってきたからこっちの方がおもしろから。」という返答。

はたして設計図まで作ったツリーはクリスマスまでに完成するのか?
結果はいかに?

サイト更新が出来ません

毎週日曜日に更新している大場建築サイト内の「now」ですが、サーバーに不具合があり更新できない状態です。
復旧の目どがついていませんので、復旧出来しだい更新したいと思いますのでよろしくお願いいたします。                                     
 大場建築サイト管理者 大場 照久

2009年12月12日土曜日

間取りほぼ完成




来年新築予定の間取りがほぼ完成しました。
構想約6カ月!
お施主様の上棟希望日まで日数があるため、ゆっくりじっくり考えられました。
そのあいだには細部も含めて20回以上の間取り変更をしました。
6か月というと長いと感じるかもしれませんが、これから何十年も住む家なんです。
それを思えばわずか半年とも感じませんか?
感じないかな?

家の建築もそうですね。
はやく完成させたいというお客様の気持ちもわかりますが、はやく完成するのはいいけど仕上がり具合は大丈夫?と思う建築会社もありますね。

自社大工ではない場合、下請けの大工が工事を請け負うわけですが、請負金額が低額なためとにかく急いで造らなければ赤字になってしまうそうですから丁寧な仕事なんてとてもできないみたいですけど・・・・。

2009年12月11日金曜日

値段と品質




先日紹介したポストについてもうひとつ。
工事前にお客様から「ポストを頼みたいんだけどなにかいいのない?」と質問されました。
私は「いろいろな種類があるけど結構高価ですよ。
ホームセンターで買えば安くてありますよ。」とお答えすると「ホームセンターの品物は安かろう悪かろうだから買いたくない!高くても間違いないものが欲しい。」とのこと。
選択されたこのポストは2万円以上もします。
もちろんもっと高いものもありますが、それでもなかなかの金額です。
しかし金額だけのことはありますね。
作りがとてもしっかりしています。
お客さまも品質に納得されていました。
やっぱりこういうものは金額に品質が比例しますね。

2009年12月10日木曜日

地盤調査




今日は来年新築予定のお宅の地盤調査をおこないました。
調査方法はスウェーデン式サウンディング試験というものです。
大場建築では木造2階建てまでなら、低額で実施できるこの方法を採用しています。
地盤調査は義務化されてはいないものの地耐力を知るためにはおこなう必要があるため義務づけられているようなものですね。

今回の場所は浜北区小松ですが、地盤調査をおこなうかたはどの地域がどのような地盤なのかを把握しているためおよその結果は予想できるようです。
このあたりは問題ないと予想されましたが、調査結果は地盤良好ということでした。
地盤調査をしておけばお施主様はもちろんですが、設計士さんも大工も安心して家を建つことが出来ます。

又、家相が気になる方であれば鑑定士にお願いするのがよいと思います。着工前でなければできないことですし、OKをいただければ安心して家造りができますからね。

2009年12月8日火曜日

こたえ①




まずはこの答え。





これはわかった方も多いでしょう。穴を埋めるための栓です。ちなみに穴はネジで柱を留めるためにあけたものです。





耐水ボンドを付けて打ち込んだ栓の頭を少し残して切り取ります。
ギリギリに切らない理由は?





それは最後にかんなをかけて仕上げるからです。
のこぎりで切って仕上げる方法もありますが、仕上がりはイマイチですね。
かんなをかけるという一手間で仕上がりに差が出ます。
これで完成!






こちらの答えはまたあした。

2009年12月7日月曜日

下ごしらえ




今日は朝8時から一級建築士さんと打ち合わせ。
その後作業場で材料の準備をしました。
これは何に使うのでしょうか?





そしてもう一つ作りました。
単純な作業ですが、硬い木材でしたので加工が思っていたよりも大変でした。
そのためきれいに仕上げるのに手間がかかりました。
出来あがった物だけ見るとそれほど手間がかけてあるとは見えないんですけどね。
削るのが大変?穴を掘るのが大変?それは予想通りだったんですが・・・・。
なぜきれいに仕上げるのが難しいかは大工にしかわからないでしょうね。
なにを作ったかは、またあした!

2009年12月5日土曜日

⑤ウッドデッキ材塗装方法




塀の工事をおこなったお客様から「色あせないうちに塗装をしたいんだけれど下地の処理はしなくていいの?」と聞かれました。
キシラデコールという昔からある外部木材用の塗料があるんですが、これは木材に浸透させるのが目的なので下地の処理は特別いりません。

しかし問題はここからです。
今回使用したセランガンバツはとても硬く木目が詰まっているため塗料がうまく浸透しません。
ですから1年程放置して塗料が浸透しやすい状態になってから塗装をしたほうがよいです。
塗り替え時期は1回目は2年後くらい、2回目以降は5年ごとくらいです。
材質によって塗り替え時期はかわりますので木材の状態を見て判断してください。
はっ水性の低下、色落ち、汚れ具合に注意です。
判断は難しいかもしれませんが迷った時は早めの塗り替えをおすすめします。
以前紹介したジャラ、チークなども同様です。

しかしこれらの材料はとても高価なので一般家庭で使用する場合は少ないと思いますのであまり参考になる知識ではないかもしれませんね。
これまでに一般家庭ではジャラを使用した塀を2軒ほど見かけたことがある程度ですから・・・・。
高価な材料を使用する公共施設ではよく見かけますけどね。

2009年12月4日金曜日

④できればきれいなほうがいいですよね




無塗装のままでよいと思っていたお客様でしたが、施工中の木材を見て「こんなに感じの良い色合いなら、可能な限り状態を維持したい」と思ったようです。
確かに完成前ですが、私も含めてお客様も近所の方もとても良い印象を持たれたようです。

一級建築士だったお客様ですから、状態を維持する方法はご存じです。
いろいろ方法はあるでしょうが、「キシラデコール」という外用の木材塗料をご自分で塗るお考えのようです。
これは昔からある製品で、本職の塗装屋さんも使用するものです。扱いやすく効果が期待できます。
とはいえ外の材料ですからシミのないきれいな状態を維持したい場合は年に一度は塗装したいものです。(日や雨が当たる箇所)
そうでなければ1回目の塗り替えは2~3年後、それ以降は5年くらいを目安にします。
もちろん劣化や腐食を防ぐ効果も期待できます。

一度でも塗装をした場合は月日の流れによる色あせや色はげによる色むらが目立ちやすくなることを覚悟してください。
塗装をした材料は色あせが始まったときが一番見苦しいものです。
塗装はもうしないと思っても全体の色あせが均一化するには長い年月が必要です。
そして木の腐食は覚悟しなければなりません。

ですから塗装を選択するのであればメンテナンスが欠かせません。
無塗装を選択する場合は塗装する手間はかかりませんが、腐食の時期が早まります。(無塗装は雨に強い材質の木を使用した場合のみ可能ですのでご注意を!)

今回は塀ですのでご自分の好みで選択して良いと思います。
木を使う以上いつかは腐食して交換が必要ということが大前提ですから。

しかし家の外壁や屋外の柱に木材を使用するときは慎重にお願いします。
材質やメンテナンスについて大工とよく相談したほうがよいと思いますよ。
家の場合は、「塀のように少しくらい腐食しても困らない場所」ではありませんからね!

内装材についても機会があれば紹介したいと思います。

2009年12月2日水曜日

③無塗装の行く末




昨日の続きです。
施工前はきれいなのは当たり前ですよね。





外に使用している木材(無塗装)の場合は半年もすると色がかわってきます。
1年前に施工した塀です。無塗装ですのでこのような状態になっています。
今回のお客様にも無塗装の場合、1年後にはこのような状態になると説明しました。
これを見てみなさんはどういう印象を持ちますか?
「汚くて古い感じがする」でしょうか?もしくは「木の風合いが出てきている」でしょうか?
今回のお客様は後者の印象を持たれたようです。
ちなみに大工の私の印象は・・・・・・・・両方です。

その理由はまたあした。